Game Designer
作品が伝えたいメッセージに合わせてゲームシステムが書かれる場合、そのメッセージはメディアになる。
『Culmination: Systems of Expression』は、大学の卒業制作として、現在開発中プロジェクトのプロトタイプである。映画制作、ゲーム制作、脚本、監督、編集など、私が学部時代に培ったすべてのスキルを結集したものだ。
マルチメディアを駆使した実験的な作品として、躍動感あふれるシフティング・メディア・デザインの原理を用いて、映画とデジタルゲームといった主題を個人的な経験の表現として結びつけ、分析しようと試みる実験作品でもある。
また、将来的なプロジェクトに向けたデザイン・マニフェストのようなものとも言えるだろう。
当作品は、次のような疑問を解決するために設計されている。
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ビデオゲームと映画はメディアとしてどのような関係にあるのか
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メディアはどのように経験の形へのゲートウェイとして機能するのか
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経験とクリエイティビティはどう結びつくのか
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これからのゲームデザインはどうあるべきか
そして何より、異なるメディアで形作られたシーンを単一の作品に並置し、マルチジャンルのゲームデザインを実行することで、ゲームのジャンルやシステム自体を個々の表現メディアとし、それらを組み合わせることでゲームをマルチメディアテキストとするプロジェクトである。
Source Code:
ストーリーは、ゲームを通して、現実と、社会と、内面な経験モードを実証しながら、ハンター大学の学生の一日を描いたものである。それぞれのシーンは、新しいルール、コントロールスキーム、カメラアングルで、新しいメディア、または新しいジャンルのゲームを作り上げている。
本プロジェクトは、ニューヨーク市立大学ハンターカレッジのリカルド・ミランダ(Ricardo Miranda)教授とクリストファー・チャン(Christopher Chung)教授の監督・指導のもとで制作したものです。
3Dモデルは、私とスティーブン・バイン(Steven Banh)氏の作品をミックスしています。
楽曲の作者はモーゼズ・レヴィッチ(Moses Levich)氏(曲はこちらからご覧いただけます)です。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLSyz0zTJAJrV4Q1msjwMY9TJO3PaeyCqE